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食品開発分析センターの運営

所在地 〒340-0802 埼玉県八潮市鶴ヶ曽根730番地5号
連絡先 電話:048-995-5839/FAX:048-995-6186

天然物(食品等)を主体とする機能性食品について開発研究を行い、また食品の製造管理に必要な化学分析並びに衛生管理に必要な微生物検査を実施しています。次のような食品開発の研究を行いました。
  1. ステビアの葉、茎より甘味料の抽出精製法の検討
    ステビアの葉、茎には天然の甘味料が含まれていることが知られています。この成分を効率的に抽出・精製する方法の検討を行い、合わせて、抽出残渣の農業用資材としての利用を検討しました。

  2. 鮭の白子からDNA、およびプロタミンの抽出、生成方法の検討
    鮭の白子には、核酸とたん白が結合した形で、多量のDNA、プロタミンが存在します。健康補助食品用の資材として、このDNAを利用できるよう抽出・精製方法および製造法の検討を行いました。また、日持向上剤として利用される、プロタミンの抽出・精製法についても検討しました。

  3. 燕麦(オーツ麦)からβ-グルカン含有水飴の製造法の検討
    燕麦、大麦などには、比較的多量のβ-グルカンの存在が認められています。燕麦はオートミール等で利用されていますが、新たな食品としての利用法として、β-1.3グルカンを含有する水飴の製造方法の検討を行いました。また、健康補助食品用の資材として、高純度β-1.3グルカン粉末の製造法を検討しました。

  4. 豆腐製造時廃棄物(オカラ)の食品素材としての利用法の検討
    オカラは豆腐、豆乳製造時に大量に廃棄されますが、現在は、一部が家畜飼料、養魚用飼料として利用されているのみでほとんどが廃棄物となっています。このオカラを微粉砕することにより食感を改善し、食物繊維、たん白等が豊富な食品素材として利用する方法の検討を行いました。

  5. シソ中のロスマリン酸の定量
    シソ科の植物にはロスマリン酸を含むものが多いことが知られています。また、このロスマリン酸が抗アレルギー作用を示すことが認められています。抗アレルギー作用を持つ食品素材原料として利用するため、赤シソ、青シソの葉及び茎中のロスマリン酸含量の定量を行いました。合わせて、天日乾し、温風乾燥、かげ乾し、塩蔵等、保存法の検討を行いました。また、高濃度ロスマリン酸含有の赤シソエキス粉末の製造法を検討しました。

年度別事業実績(単位:件)

年度
平成30年度
2019年度
2020年度
2021年度
2022年度
食品開発研究・食品試作
0
0
0
0
0
食品分析・検査
11,202
10,919
9,506
9,479
8,587